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B.シアン
(2)グアヤク試験紙法

 i)操作法

試料1) (2 - 10 ml)
↓ i)三角フラスコ(50 あるいは100 ml)に入れる.
ii)10%酒石酸(あるいは蓚酸)液 1-2 mlを管壁に沿って静かに加え,
iii)直ちに,グアヤク試験紙
2)を懸垂したコルク栓3)で密栓する.
iv)三角フラスコ内容液を穏やかに撹拌する.
判定4), 5) (試験紙が青変すれば陽性)

 【注 解】
1) 血液など.
2) 10%グアヤク脂/エタノール溶液に濾紙片(0.5-1 x 5-7 cm 程度の長方形)を浸し,余滴を去り風乾した後,使用時に0.1%硫酸銅溶液で湿し,乾燥させずに使用する.
3) 三角フラスコを密栓できるコルク栓の下面に切り込みを入れ,新たに調製したグアヤク試験紙を取り付ける.栓をした時に,試験紙が管壁および内溶液に触れないようにする.
4) ブランクマトリックス(非喫煙者の血液など)を用いた対照と比較することが望ましい.
5) 本検査での陽性は青酸が存在する可能性を示すものであり,これに続く確認試験は不可欠である.

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