i)操作法 |
|
試料(尿)1) 140 μl |
↓ |
キャップを開き,反応カップに入れる 2). |
反応カップ |
↓ |
i) 平面で撹拌して反応カップ内の3つの錠剤を溶解後,
ii) 室温で10分間放置する. |
反応液 140 μl 3) |
↓ |
i) 薬物検出ゾーンに滴下し,完全に染み込ませた後 4),
ii) 洗浄液3滴を加え,完全に染み込ませる. |
判定 5) |
|
|
【注 解】 |
1) |
試料は室温に戻して使用する.試料は沈澱物が多ければ,3000回転,5分間遠心した上清を用いる.試料pHが中性域であることを確認し,必要があればpH調整をする. |
2) |
付属のピペットを用いて採取する (使用法は市販のエッペンドルフピペット等と同じ). |
3) |
付属のピペットのチップを新しいものと取り替えて採取する. |
4) |
この段階で,CTRL POS (control positive) ゾーンを観察し,着色帯の出現が認められれば,結果は有効である.CTRL NEG
(control negative) ゾーンを観察し,着色帯の出現が認められれば,新しいテストデバイスを用いてやり直す. |
5) |
薬物検出ゾーンに赤色の着色帯が出現すれば,そこに記載されている薬物が陽性である.判定は3分以内に行う. |
6) |
体外診断用試薬として薬事法上の規制を受ける.尿以外の試料に対して使用できない.また,期限切れのテストデバイスについても使用不可である. |
7) |
アンフェタミンのカットオフ値 (1,000 ng/ml) の解釈の妥当性については再考の余地がある. |
8) |
輸入販売元は2002 年5 月よりシスメックスに変更 TEL. 078-265-0500). |
9) |
同様のイムノアッセイキットとして,ビスアライン (メタンフェタミンキット,輸入販売元ダイアトロン,Tel. 03-3863-8991),AccuSignTM
(メタンフェタミン/アンフェタミン検査キット,関東化学試薬事業部,Tel. 03-3663-7631),MonitectTM-3 (メタンフェタミン/アンフェタミン/THC
検出キット,ベリタス,Tel.03-3593-3211) などが入手可能である.いずれも研究用試薬としてのみ購入可能. |
|
|
【文 献】 |
1. |
Moriya F et al. Jpn J Forensic Med 1996;50:50-56. |
2. |
犬塚 翔 他.日医大誌 1997;64:344-352. |