(1) |
本マニュアルの用語および略語は,一般によく使われているものとした. |
(2) |
単に水と記載した場合は,蒸留水または脱イオン水(精製水)をさす. |
(3) |
溶質名のつぎに単に液と記載し,特に溶媒を示さないものは水溶液である. |
(4) |
%で表したものは,溶質が個体であれば w/v%を,溶質が液体であれば v/v%を意味する. |
(5) |
規定度はN,モル濃度はMで示す. |
(6) |
薬品混合比は1:1,v/v,5:2:1(v/v/v)のように示す. |
(7) |
血液試料については,分析に使用する試料量を ml あるいは g 単位で表示しているが,これは粘度が高い,あるいは凝固した血液では容量秤取が不正確,あるいは困難であることによる. |
(8) |
ガスクロマトグラフおよびガスクロマトグラフィーはGC,高速液体クロマトグラフおよび高速液体クロマトグラフィーはHPLC,ガスクロマトグラフ・質量分析計およびガスクロマトグラフィー・質量分析法はGC/MS,液体クロマトグラフ・質量分析計および液体クロマトグラフィー・質量分析法はlc/msとそれぞれ略記する. |
(9) |
高速液体クロマトグラフのカラムについて:
分析法(HPLCの条件)には市販されているカラムの固有名称を記載している.
Finepak SIL C18T,Finepak SIL C18T-5,Hypersil ODS-C18,Inertsil ODS-2,Kontrosorb
RP18,μBondapak C18,Nova-PakC18,Nucleosil 5C18,ODS-80Ts,Spheri-5RP-18,TSK-gel
Super-ODSはすべてODS(オクタデシルシラン系シリカゲル)カラムであり,Zorbax C8はオクタシラン系シリカゲルカラムである.これらは同型のカラムで代替可能であるが,保持時間,ピークの分離度などは異なってくる. |
(10) |
ガスクロマトグラフのカラムについて:
大部分の分析法(GCあるいはGC/MSの条件)には市販のカラムの固有名称を記載している.
CBP-1,DB-1,SPB-1はメチルシリコン(100% dimethyl polysiloxane)系熔融シリカカラムであり,DB-5,DB-5ms,PTE-5,SPB-5,Ultra-2は5%フェニルメチルシリコン(5%
diphenyl 95% dimethyl polysiloxane)系熔融シリカカラムである.これらは同型のカラムで代替可能であるが,保持時間,ピークの分離度などは異なってくる. |