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3.分析結果の解釈


分析結果を解釈する前に,分析手順に沿った記録 (秤量,溶液調製,機器データ,計算など) を再吟味し,必要があれば再検査などの修正作業を行う.

結果の解釈にあたっては i) 個体差があること.ii) 常用していたか,単回使用であったか,すなわち耐性,逆耐性の可能性.iii) 当該薬毒物の作用に対する相加,相乗,拮抗作用を有する薬毒物の共存.iv) 個体の年齢,健康状態,疾病の有無.などを考慮しなければならない.

当該薬毒物の血液および体組織中濃度を文献値と比較して,致死レベル,中毒レベルあるいは治療レベル (毒物では軽微な影響) を判定する.この判定はあくまでも薬毒物検査のみから得た結論であり,剖検例にあっては剖検所見等と併せて総合的に判定されるものである.

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