法医中毒研究会

法医中毒研究会 MeLT Japanese Association of Medico-Legal Toxicologists

法医中毒研究会とは

 死因究明制度の改革が本格的に動き出した現在、法医鑑定における薬毒物分析の重要性があらためてクローズアップされています。しかし、薬毒物分析を担う研究者の数は年々減少の一途を辿っており、このままでは新たな制度下での一定水準以上の薬毒物鑑定を実施することも危ぶまれる状況にあります。

 日本法医学会では、これまで主に分析担当者を対象として、法中毒懇話会や法医中毒ワーキンググループ(FTWG)の活動により、各種情報交換や知識・技術の修得を図って参りました。この基盤に基づき、加えて従来に増して人材育成とともに分析技術や鑑定能力の向上が社会から求められることとなった現状に鑑み、法医認定トキシコロジストワーキンググループの提言を受けて、「新たな組織作り」が模索されることとなりました。こうした経緯のもと、平成23年度FTWG会議にて、当面の牽引役として投票で選出された5名のFTWG委員と教育研究委員長とで「新たな組織作り」について検討を重ねた結果、「法医中毒研究会 [Japanese Association of Medico-Legal Toxicologists: MeLT]」を立ち上げることといたしました。

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